あっという間に今年も二月になりました。
12ヶ月分の1ヶ月がもう過ぎてしまいました・・。年々時間が過ぎていくのが本当に早く感じます・・。
さて、今回は、盛岡市の隠れた名所をお知らせ致します。
盛岡在住の方でも存在は知ってはいても、実際に訪れる機会がない方も多いかと思われる
その名も【大泉寺さんのおかんの墓】です。
大泉寺は盛岡市の賃貸人気地区 本町通一丁目にあります。浄土宗のお寺です。境内案内板によると本堂は江戸時代後期に建てられ、盛岡市の保存建築物に指定されています。
屋根に特徴があり、宝形造、宝珠と軒の反りの流れが調和し、この建物の特徴となっているそうです。
さて、きれいに整備された境内の中に、【おかんの墓】と呼ばれる不思議な墓石があります。
この墓石を備え付けの石で叩くと「カンカン」と金属音のような高い不思議な音が出ます。明らかに他の石では出ない音です。
境内の案内板によると、この音が出る様になった経緯がこれまた興味深いお話でした。
「福岡城主(現在の岩手県北部二戸市)九戸 政実が南部 信直に滅ぼされ、九戸氏の家来であった畠山 重勝は自刃、その一人娘のおかんは家来の三平と夫婦になって盛岡へ来た。夫は盛岡城築城の人夫となって働いていたが、工事中重傷を負い哀れな運命に追い込まれた。
組頭の高瀬 軍太はかねてから気品の高いおかんに思いをよせていたが、三平の災難をきっかけにますます露骨になり、夫の運命にも危機が迫ったので困ったおかんは夫を殺害するなら従うと組頭を欺き、その夜、変装して夫の身代わりになって貞死した。軍太はまもなく仏門に入り、遺族の生計を助けた。今なおこのお墓を叩くと「カンカン」と不思議な音がする。」との事です。
私も実際叩いた事が有りますが、確かに「カンカン」と高い音がしました。訪れた際もかわいい新鮮なお花がお供えされていて、300年以上たった今でも盛岡市の皆さんに愛されて大事にされているようです。
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